協会について

協会を立ち上げた想い

2021年に、私たちの想いに賛同する100人のドクターと「健康と医学」を出版し、予防未病に対して志の高いドクターと一緒に日本人ひとりひとりの健康寿命延伸に寄与するために、予防未病健康医師協会を立ち上げました。

2024年現在、日本人の平均寿命と健康寿命の差は、男性約9年、女性約12年の差があります。
この9年〜12年の期間は日常生活で誰かの介護が必要となります。豊かな社会を実現するためには平均寿命だけではなく、健康寿命を延ばすことが大切だと心から思います。
今後もこの志に賛同してくれる方々と一緒に、予防未病の活動を推進していく想いです。

治療の前段階でできることはなにか

アレルギーや花粉症の患者さんが増え、それに対して医師の我々がすることは「治療」であり、その症状を抑えることができても、根本的に完治させるということが非常に難しい現状があります。その中で、治療の前段階でできることがあるのではないかと考え、病気になる前の段階で関わることが出来れば良いと考えました。
患者さんはクリニックを受診したいのではなく、クリニックに行く前段階で対処できれば、それ以上のものはありません。目の前の患者さんが本当に求めていることは、予防医療だったのではないかと感じております。

コロナ禍で痛感した想い

新型コロナウイルスの感染が拡大したとき、耳鼻咽喉科や小児科は非常に大きな影響を受け、その当時は何も提供できる術がなく忸怩たる思いでした。
新型コロナウイルスが原因で亡くなられたり重症化した方々の多くは、生活習慣病の方など普段から健康を害している方という事実から、改めて予防そして未病が重要であるということに帰結しました。

世の中の現状に対して医師としてできること

世の中には、様々な健康に関する情報があふれており、何をどの程度すればいいのかが見えていない中で、医師として何が提供できるかを考えました。
我々医師はどのような方が病気になったかという事実を把握しております。

患者さんとどのようなコミュニケーションをとり、どのように指導をしていくかを含めて、体系化しながら患者さんが取り組みやすい、科学的根拠に基づいた形で提供できる機会をつくりたいという想いがあります。