第19回情報交換会を開催

講演テーマ:「ノドのケアと維持~発声・嚥下障害の予防~」
講師:京都府立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科教授
平野 滋先生 

予防未病健康医師協会では、第19回情報交換会を開催いたしました。

今回の講演では、高齢者の死因の上位にある肺炎の多くが「誤嚥性肺炎」であり、その背景に嚥下機能の低下があることが示されました。咽頭と喉頭の違いを整理しながら、喉頭が“呼吸・発声・嚥下”の分岐点として重要な役割を担っていることが解説され、喉のケアが健康長寿の土台になるという視点が共有されました。

前半では「声」の老化に焦点が当てられました。年齢とともに声帯がやせ、声がかすれたり続きにくくなったりすること、そしてその変化が将来的な嚥下障害のサインになり得ることが紹介されました。対策として、胃酸逆流の予防、十分な水分補給(喉の保湿)、腹式呼吸やストロー発声などのトレーニング、酸化ストレス対策の重要性が示されました。

後半では、「嚥下」の仕組みと誤嚥が起こる理由について、喉頭の動きを中心に説明されました。嚥下は多くの筋肉が一瞬で連動して成り立つ、とても繊細な働きです。そのバランスが崩れることで誤嚥が起こること、呼吸機能を保つことや喉頭挙上筋を鍛えるリハビリ(シャキア法)、日常で取り入れやすい“デコトレ”などが予防につながることが紹介されました。

質疑応答では、逆流症状への対応や喉の乾燥対策、声や嚥下のセルフチェック方法、トレーニングの継続方法など幅広い質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。

今後も当協会では、専門的な知見を分かち合いながら、医師や多職種、地域の皆さまとともに学びを深めてまいります。

京都府立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科教室

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