講演テーマ:「スポーツ栄養学 ― メタボとロコモに勝つ」
講師:
立教大学 スポーツウエルネス学部 特別専任教授
杉浦克己先生
予防未病健康医師協会では、第17回情報交換会を開催いたしました。
杉浦先生は、長年にわたりトップアスリートへの栄養指導や研究に携わり、現在は大学教育や発信活動を通じて一般の健康づくりにも尽力されています。
講演ではまず、WHOが示す健康の定義や「ウェルネス」の考え方が紹介され、病気の有無にとどまらず、心身と社会の調和を重視する視点の大切さが語られました。さらに、食事の基本的役割として「エネルギー供給」「身体の材料」「体調の調整」が整理され、とりわけ糖質とタンパク質を適切に摂取することの重要性についてお話しいただきました。
質疑応答では、BMIの活用法や若年層アスリートへの栄養指導、プロテインとBCAAの使い分け、大谷翔平選手の糖質制限に関する話題など、活発な意見交換により、学びを一層深めることができました。
今後も当協会では、学びと交流を深める機会を継続して提供してまいります。